『やっぱり海がすき』の長い解説
私の父は海が好きな人でした。大学ではヨット部で元気なころは友人の方々と共同でヨットを所有していて私も何度か連れて行ってもらったことがあります。父が海に惹かれたのは八丈島で育ったことが影響しているのかなと思っています。私も式根島には行ったことがありますが、伊豆諸島の海はとても青くて綺麗でした。ずっと昔の旅行ですが、きっと一生忘れない蒼い海です。飄々としていてなんとなく山羊に似てて、ロープの扱いの手際が良かった父を想って描いてみました。『コノハズク』の長い解説
これは色彩を少し意識して作っています。彩度の高い色は目と爪の黄色だけでショップの販売カラーもそれに応じてホワイトと黄色系と、あとは落ち着いたグレー・カーキ系のみにさせてもらってます。ブレンドモードという生地の色に上乗せする印刷方なので、黄色の鮮やかさを維持したいためです。目力を維持したい。また、フクロウ本体はグリーン系で止まり木はレッド系。いずれも彩度は低く抑えていますが補色効果でメリハリの聞いた印象を狙ってみました。販売カラーでグリーン系レッド系を省いたのは、地色がどちらかに寄ってしまって逆側の色味が潰れてしまうのを避けるためです。例えば地色をレッド系にしてしまうとフクロウの緑が濁って補色のメリハリが弱くなってしまうというわけなので、恐れ入りますがこのデザインについては実は他にも意図した地色のものはありますが設定した色数の中でご利用くださいませ。『ミツバチと巣』の長い解説
3LDKのマンションを買った時には赤ちゃんの長男しかいなくて、そのあと次男三男が生まれて育って全員に身長ぬかれた今、八畳の子供部屋は二段ベッドを活用したカプセルホテル状態。そして来年はダブル進学。二段ベッド脇にクローゼット等の個人スペース拡張の為に図面を書いています。(どんどん“巣”になっていく…)最近は街にも快適そうなカプセルホテルができて、ちょっと参考にさせてもらってます。 ミツバチの家というのは何とも無駄のない効率的な家ですね。人はここまでそぎ落とすことは無理だけれども、スペースが限界なので可能な限り無駄を省いて効率的に生活したいと思ってます。『カッコウと親鳥』の長い解説
人も生活してけば人間関係で心に負荷かかる事ありますよね。気にしないことが一番強い。思い出すのは入部したてのある野球少年が試合に遅刻してきて「僕ショートですよね!」と、試合が切迫している最中いきなりグラウンドに入ろうとして、当然ながらコーチに激怒された場面。もうね、何がイケナイのか全くわからないキョトンとした純粋な瞳が妙に印象に残ってしまって。その後の私の人生のしんどい場面で、あの時の彼の瞳が“気にしないのが一番強い”というフレーズと共に心に浮かんで、結構折れなくなった。必要以上に気にすることがなくなったなぁと思います。『マトリョーシカ』の長い解説
白い鹿がロシアに住む大切な人(鹿)とその家族を想っているイメージです。人種や民族が違っても人と人は仲良くなれるし、その考え方に感銘を受けて敬愛し合ったりできるものです。戦争で大切な人に会えなくなってしまうのは悲しいこと。私自身は異国に友人がいるような豊かな人生を送っているわけじゃないのだけれど、これは私の好きな羽生結弦選手とロシア人フィギュアスケーターのE.プルシェンコさんをイメージして描かせていただきました。以前、プルシェンコさんを紹介する動画を見て素敵な方だなぁと思ったのですが、その中で特に刺さったのが『与えられたものは、出さないといけない』という言葉。当時なまけものの自覚があったので非常に打たれました。まぁ、お二人のような才能というのはもちあわせていないけれど、一般人でも出来ることは『出さないと』いけないなぁと思ったのです。怖いし、出すことで色々見えてきちゃって自身のポンコツさにひどく落ち込んだりするのだけれど、出すか…。と。『ほっこりサル』の長い解説
パート先の野菜売り場でちょっとコンセプトを主張したい時に賑やかしの看板を描くのですが(←それはこのページを立ち上げる前にもやっていたことですが)、そんなものでも実は怖くて。社員や同僚の反応、テーマ外してないかガッカリされたらどうしよう嫌だなぁっていつもビクビクしています。かつて現役のチラシデザイナーだった時はお客様の顔見えなかったから気楽だった、今の方が緊張します。このサルは、『スープ』がテーマの売り場づくりの時のもので、野菜売り場ではキノコとかキャベツとかスープに入れたい野菜を並べた所に看板を置くのですが、ほっこり落ち着くイメージが伝われば良いなあと思って描きました。果たして上手く売り場に馴染んでいたでしょうか? 余談ですが“人物苦手”を自覚したのもこの看板仕事で“イケメン店員さん”かいたら何ともにぎこちない出来で恥ずかしかった!三日間店にさらされるの辛かったです。『イノシシ』の長い解説
ずいぶん前にテレビで見た欧州のどこかの森のイノシシがすらりと長足で印象に残っていたのですが、この作品のタイミングで調べたところ何というイノシシか突き止められず(検索結果に出てきたの皆、足短かかった。たしかに昔テレビでみたんです…)残念でしたが思い出のままに描きました。メインは短い子で短足を恥じて友人の長い足を羨んでいるわけです。それでもこの子は可愛いくて、コンプレックスというのは他人から見たらそれほど気にならないよなぁ。でも本人には結構な重大問題で、つい友人とくらべて悲しくなったりしているなぁと、傍からみた情景をイノシシにはめてみました。『タヌキ』の長い解説
人それぞれのマイペースってありますよね。私はゆっくりな人で、自分一人の作業の時は大丈夫でも、他の人と共同作業の時で相方がテキパキ作業速い方の時に非常に使えない人になってしまいます。なので野球部のチラシ作ったり幼稚園や学校のイベントで小道具作ったり一人でできることを選んでひとりでゆっくり作業させてもらってました。オリジナルイラスト
Copyright(c)スタジオ靴跡 all rights reserved.